沖縄県内の女子ラグビー普及育成活動の要として、誰でも一緒に女子ラグビーを楽しめる場として、また、ラグビー文化の発信の一つの機会として、今回で7回目となる女子ラグビー交流会が行われました。
また、交流会に先駆けて行われた〝トライアウト〟では6名の参加があり、ラグビーをはじめる切っ掛けづくりとして、普及活動の成果につながる取組みもされています。
■読谷村ラグビーフットボール協会 副会長 林 拓司様より
近年、女子ラグビーの世界は目まぐるしい発展を遂げ、レベルの高い選手やクラブが増加しつつある一方で、レクリエーショナルな目的の大会は減少傾向にあるように思われます。
読谷村ラグビー協会では、国籍、年齢、競技レベル等の壁をできるだけ取っ払い、誰でも一緒に楽しめるセブンズ交流イベントとして開催し、今回で7回目となりました。JRFUの目標には「誰でも、いつでも、どこでも楽しめるラグビー社会をつくる」とあります。この想いを同じくしつつ、ダイバーシティを重んじながら当イベントを続けてまいりました。
よみたんセブンズでは、ラグビーの競技スポーツとしての側面よりも、文化的価値を重んじること、すなわち、ラグビー精神の根幹にあるリスペクトやインテグリティを関わる全ての人々が意識し、思いやりを持って互いに接することで、誰でも安全に、ラグビーを文化として楽しめるレクレーショナルなイベントとなっております。
今回は、16歳から60歳までのプレーヤーが参加しました(10代40%/20代40%/30歳以上20%。全体の約20%が外国籍)。ラグビー歴5年以下のプレーヤーが全体の40%いる一方で、なんと40歳以上の参加が6名、立場や経験の差を超えてラグビーを楽しむ気持ちで一つになり、終始笑顔や声援の絶えない温かい空気の中、2日間大いに盛り上がりました。
また、よみたんセブンズの原点に立ち返り、久しぶりにMIXマッチも行いました。5つのチームをバラバラに混ぜ合わせて4つのチームに組み直し、「はじめまして」からのスタートです。前夜の交流会でもチームをごちゃまぜに交流してもらっていたこともあり、それぞれのMIXチームがスムーズに打ち解け合い、試合でも互いに支え合い、称え合う姿が印象的でした。
各クラブのコーチ、スタッフの方々からも感想をいただきましたが、特に、若い世代にとっては貴重な体験になったと思います。
交流試合に先駆けて1週間前に行ったトライアウトでは、6名の参加がありました(事前申込9名)。参加者の3分の2は生まれて初めてのラグビーボールでしたが、この日も大いに楽しんだほか、交流試合も見学に訪れたりと、ラグビーを始める良いきっかけになった模様です。また、トライアウト開催後にこの情報を知り問合せてきた方もおり、まだ余波は続きそうで、普及活動としても一定の成果に繋がりそうです。
今後も大会の趣旨を守り、より多くの参加ができるよう工夫しながら継続して参ります。
■TBS NEWS DIG
■大会概要
【名 称】よみたんセブンス2024
【主 催】読谷村ラグビーフットボール協会
【後 援】読谷村/ 読谷村観光協会 / 読谷村商工会 / 沖縄県ラグビーフットボール協会
【開催内容と日程】
トライアウト > 2024年3月17日
交流練習、地域交流等 > 2024年3月17日〜22日
交流試合 > 2024年3月23日、24日
交流会 > 2024年3月23日交流試合終了後 @渡具知ビーチ
【会 場】:読谷村陸上競技場
【参加者】世田谷レディース、名古屋レディース、北海道バーバリアンズディアナ、ALL北海道(U18)、Ryukyu Island Girls RFC
昨年はよみたんセブンズを通して女子ラグビーの価値を探る動画を制作しました。