この大会は、神奈川県女子ラグビーの更なる普及・発展を願い「女子選手の小学生から中学生へと活動を繋ぐ具体的な取組み」や、「生まれ育った神奈川に活動の場を作る」との課題解決のため、県内女子ラグビー関係者が連携し「サスティナブルーカップ実行委員会」を立ち上げ計画し大会創設が叶いました。
大会は①小・中学生女子プレーヤーが意欲的に競技を続けられるよう、県内で活躍するシニア選手が講師となり、交流を兼ねたクリニックの開催、また②最も身近な先輩である県内高校生のエキシビションマッチの観戦、そして③サスティナブルーカップは県内小学6年と中学1年を東西2チームに編成した東西対抗戦、この試合のアップや選手交代、作戦指示を先輩高校生プレーヤーが担当と、県内の先輩女子選手たちと直接交流できる機会を同時に作り、長く県内でプレーを楽しむ生涯スポーツにつなげ地域活性化にも寄与することを大会開催の目的の一つとしています。
第二回サスティナブルーカップは、普段男女混合チームで男子選手の陰に隠れがちな女子選手たちが、この日ばかりは大きな声を出し、各所属スクールの日頃の指導を遺憾なく発揮、東西の力が拮抗し白熱した熱戦となりましたが、今年は30ー25で西軍が勝ち栄えある“サスティナブルーカップ”は西軍チームが手にする結果になりました。そして個人賞として、クリニック講師陣が選考した優秀選手4名にMVP賞が授与されました。また、大会開催にあたりご協力を頂いた高校・クラブ・社会人の計5つのチームの女子選手がチームブースを出展、小中学生選手や保護者の皆さまに日頃の活動を紹介し進路相談を併せて行う等も実施、女子選手同士が世代を超えた交流を行うことで「“神奈川pathway”を描いて欲しい」との、大会開催の最大の目的も実現しました。
神奈川県ラグビーフットボール協会 普及育成委員会 丸本良之様 より
「サスティナブルーカップは4年ほど前に構想を描いたものの、コロナ禍にあり2回の延期、昨年の第一回大会も開催規模を大幅に縮小、今年は各方面の皆さまのご協力のもと構想通りの開催をすることができました。県内各地で活動するラグビースクール所属の女子選手に、県内三つの高校、クラブ・社会人まで、すべてのカテゴリーの女子チームが一堂に会し育成の場を提供頂きました。女子選手が自身の将来像“神奈川pathway”が描き見通せるようになり、さらに県内で活躍を続ける機会になったことと考えています。」
【名 称】:第2回サスティナブルーカップ
※大会名の由来:「sustainable(持続可能)」な場、そして神奈川の象徴色である「blue(青)」を澄んだ海のごとくとの想いを込め、実行委員の女子選手が命名した大会名です。
【主 催】:一般社団法人神奈川県ラグビーフットボール協会
【主 管】:サスティナブルーカップ実行委員会、神奈川県ラグビーフットボール協会普及育成委員会スクール担当女子部会
【協 力】:YOKOHAMATKM、湘南ベルマーレ、関東学院六浦中学・高校、桐蔭学園高校、クラーク記念国際高校横浜キャンパス、
【開催日】:2023年2月12日(日)
【会 場】:神奈川県立スポーツセンター球技場2
【参加者所属】:県内ラグビースクール(麻生、海老名、小田原、神奈川DAGS、川崎市、逗子葉山、田園、藤沢、大和、横須賀市、横浜⁾・神奈川女子ジュニア
以上