【大会コメント:四国ブロック】
新型コロナウイルス感染症による影響も少なくなった10月中旬に、延期となっていた標記大会を開催することとなりました。ただし、例年のような中国・四国が集結するのではなく最小ブロックでの開催となり、中国ブロック、四国ブロックに分かれての開催となりました。また、感染症対策を万全とするため、チーム拠点を分散させ、観戦も最小限とし、参加者全員の名簿提出・体調チェックも実施しました。
U15では、愛媛県から3チーム、徳島県から2チーム、高知県から1チーム、香川県から1チームの合計7チームの参加となりました。
各チームとも自粛期間があり、体力やけがの心配もありましたが、多くの選手たちは久しぶりの大会開催とあって、元気にグラウンドを走り回っており、大きなけがにつながることはなく、宇摩ジュニアと徳島RSの同点優勝の結果で無事に大会を終えることができました。
特にオフェンスでのプレーはジュニア世代においても大きく進化しており、昨今のテレビ報道の影響もあって、様々なテクニックを駆使した攻撃が展開されていました。一方、ディフェンス面では、練習期間・時間もチームによって様々であり、けが防止のためにも、もっと時間を割く必要があるように感じられました。
どちらにしても、コロナ禍における大会開催が、多くの関係者のご協力で実現できたことには非常に感謝しており、今後、四国地区だけではなく、大会名のとおり中国四国地区、さらには関西地区との交流につながって、中学生のラグビー意欲の増強、競技人口増加につながればと期待しています。
最後になりましたが、スクラム・ジャパン・プログラム様よりのご支援は大変心強いサポートとなりました。賛助会員企業の皆様にも厚く御礼申し上げます。
関西ラグビーフットボール協会
U15普及育成委員会 四国ブロック担当 都築 謙治
【大会コメント:中国ブロック】
COVID-19の感染拡大に伴い、例年なら第25回中四国ブロック合同交流大会を、9月に高知県で1泊2日の開催を予定していましたが中止としました。今年は安全を考慮し中国ブロック・四国ブロックと分けて、宿泊の伴わない日帰りの1日大会にして実施することに変更し、中国ブロックは広島県で11月7日(日)に実施しました。中国ブロックは2面の芝生会場を利用して開催するには、各地の公共施設会場等は年間予約で埋まっており、会場探しで困惑していましたが、中国電力ラグビー部・レッドレグリオンズ・市村マネージャー様とお話ししたところ、天然芝2面の会場を無料で利用させていただき、今大会を実施することができました。またルール変更もあったので、同時に指導者講習会を開催して理解を深めました。
中国地区4県より、ラグビースクール全11チーム・中学校ラグビー部全2チームの13チームが参加しました(広島県6チーム・岡山県4チーム・山口県2チーム・島根県1チーム)。鳥取県は活動チームがなく不参加となりました。
大会はU-15とU-14に分かれて実施しました。中国地区のチームにはメンバーが揃わないチームも多くあり、合同のチームを編成して試合に参加し、全員が試合に出場して楽しみました。
U-15の試合は6チーム編成しリーグ戦形式で実施、参加全チームと対戦することができました。(1試合14分1本x5試合=70分)試合には、広島ラガーJr.RS、岡山RS、山口Jr.RC(高川中を含む)の単独チームが3チーム。合同チームは3チーム編成、鯉城Jr.RS+福山RS、崇徳中学+尾道RS+島根Jr.RC 、津山RS+倉敷RSで参加しました。合同チームは、数年前から同じメンバーで合同を組み試合をしていて慣れていました。 U-15試合は、広島ラガーJr.RSが4勝1引き分け。岡山RSが3勝1引き分け1敗、山口Jr.RCが3勝2敗と単独チームが上位を占めました。
U-14は8チーム編成しトーナメント形式で実施。トーナメントでは敗者戦も実施し各チーム共3試合を行うことができました。(1試合10分前後半x3試合=60分) 岡山ダイバーズRSとレオラガーズRSは今年発足した1年生のみの新チームであり、両チームは初めての大会参加(U-14)でした。又、福山RSと岡山ダイバーズRSは初めて単独チームで試合に臨みました。他の単独チームは広島ラガーJr.RS、岡山RS、山口Jr.RC(高川中を含む)。合同は3チーム編成、レオラガーズRS+鯉城Jr.RS、崇徳中学+尾道RS+島根Jr.RC 、津山RS+倉敷RS。U-14の試合は、決勝戦と3位決定戦とも同点引き分けとなり、各試合とも接戦となっていました。
今回の大会は、中国電力・レッドレグリオンズの会場使用や、選手・OBの方の運営協力で開催できました。又、マツダ・スカイアクティブズ広島の中居HCの指導者講習会も実施できました。両チームには大変お世話になり本当にありがとうございました。
今回、スクラム・ジャパン・プログラムのご支援をいただき、本大会を開催することができ、賛助会員企業様には感謝申し上げます。今後とも、普及育成へのご支援をよろしくお願いいたします。
関西ラグビーフットボール協会
U15普及育成委員会 中国ブロック担当 片島 久平
「大会概要」
【名称】 第25回中四国ジュニアラグビー中国地区大会・四国地区大会
※同時開催 ジュニアラグビー指導者講習会
【日程】 四国地区2021年10月17日(日)、四国地区2021年11月7日(日)
【会場】 四国地区 愛媛県 久万高原ラグビー場、中国地区 広島県中国電力 坂スポーツ施設
【主催】 関西ラグビーフットボール協会
【共催】 (公財)日本ラグビーフットボール協会
【主管】 愛媛県ラグビーフットボール協会、広島県ラグビーフットボール協会
【内容】 ジュニア世代のラグビー交流大会
【目的】
・該当登録チームが誰でも少人数でも参加できルように配慮し、U15・U13の中学生ラグビー選手に良質なグラウンドでの試合を提供することによって有意義で思い出に残る時間を創出する。
・中学生選手、及び関係者の方々の親睦と交流を促進し、ラグビー競技の思い出の場とする。
・中学生ラグビー選手が安全を確保できることを前提にして、参加する誰もが公平に試合に参加し、且つ指導者、レフリーの方々のラグビーに対する正しい理解を深める。
・成長期にある中学生選手の心身の発達に応じた技能の向上を図る。
・新たに中学生チームを立ち上げようとする地域の、選手、指導者の目標となるようにする。
・前述の各項を達成することによって中四国地域全体のジュニアラグビーの普及・育成・発展に寄与するとともに、中学生選手が健全な社会形成としての必要な資質を会得する一助とする。
以上