H28指導者講習会
【開催概要】
■開催日 :2016年7月9日(土)~10日(日)
■開催場所 :鹿児島県青年会館 艸舎(鹿児島県鹿児島市下伊敷1-52-3)
■開催地協会:九州ラグビーフットボール協会
■実施事業名:H28指導者講習会 ~ラグビースクールプロモーション(九州)~
■参加者実績:受講者(合計31名)、講師(1名)、役員(7名)
~ラグビースクール(九州)~
2年ぶりの開催となった指導者講習会は、
初めて南九州(鹿児島県)の指導者を中心に平成28年7月9日~10日の2日間
にわたり、ミニラグビー指導者31名参加のもと『ラグビースクールプロモーション』
を実施しました。
今回の講習会テーマのきっかけとなった、
RWC2015イングランド大会での日本代表の活躍を背景に、
全国で低学年層を中心に各地の競技人口増加が顕著なことから、
この機を捉え低学年層にスポットを当てた講習内容としました。
はじめに、主催者を代表して九州協会普及育成委員会の森内委員長から
現況を取巻く普及育成の現場が変化しようとしている現状、
それを支えるための指導者の資質向上と意識改革が、
これからの普及育成の方向性について挨拶を頂きました。
講習会のテーマとなった、低学年児童に関する講義・実技の講師には、
日本協会リソースコーチの向井陽氏をお招きし、
講義「低学年児童の心理」、「発達障がいを持つ児童の特性と配慮」、
実技「低学年のための練習の組立て方と実践方法」という内容で講習して頂きました。
向井氏自身、4歳から始めたラグビー経験、
保育園園長という立場から年齢にあった運動とコミュニケーション、児童への接し方など、
特性や配慮の仕方について指導者として心得ていなければならない内容となりました。
また、大会や研修会など機会ある毎に実施してきた、
「体罰問題」に関する講義、ワークショップを、本研修でも実施しました。
ワークショップのなかでは受講者の体罰に関する個々の認識や指導者としての対応を議論しました。
講義の最後に「体罰撲滅宣誓書」を作成し、受講者から森内委員長へと提出しました。
実技のはじめは、低学年のためのコーディネーショントレーニングを行いました。
子どもたちが「楽しく、興味を継続できる」ことを目的として説明を加えながら実技を行いました。
今回の実技で新たにチャレンジすることとなった、
タグラグビーに対する理解と導入による効果について、
九州協会普及育成委員会タグ部門の三原部門長から指導頂きました。
最後は、受講者によるタグラグビーのゲームまで行い、
タグラグビーの運動量の多さを実感していたようでした。
また、これまでの講習会でも実施してきた、
「地域・環境面の違いから各地のRSが抱える問題」について提起し、
複数出た問題のなかから、グループ毎にテーマを絞り対策・解決策を熟議し、
発表するというワークショップは今回も実施しました。
受講者にとっては身近なテーマだったこともあり、熱心に話し合っていました。
是非、チーム内にフィードバックし、熟議で得たことを実践して貰いたいと思います。
最後に森内委員長から講習会を統括して、
普及育成が目指す新たなステージへの取組みを理解して頂いて、
指導者として常に向上心を持ち続けて貰いたいとの
願いを込めた挨拶で2日間の講習を終えました。