今回は、スクラム・ジャパン・プログラム事務局員が「東京都台東区立蔵前小学校ラグビーラグビーフェスタ」を突撃取材してまいりました。
蔵前小学校 針谷玲子校長先生をはじめご協力くださった多くの皆さま、貴重なご意見を本当にありがとうございました!
「ラグビーって楽しい!もっと難しいと思った!」
2016年2月18日(木)、午前中の3限目、4限目~お昼を挟んで5限目を使い
蔵前小学校の5年生、6年生に向けて「ラグビー特別授業」が行われました。
さて、まずは午前中の体験授業から。
外の気温は10℃を切っており、まだまだ厳しい寒さが続く中
チャイムと同時に、元気いっぱい集まってきた生徒さんたちは
寒さなんて関係ない!と言わんばかりです。
ところが。
指導スタッフの佐々木さんから「ラグビー特別体験授業」についての説明が始まると
神妙な面持ちで緊張した様子を見せていました。
授業の流れとしては、
校庭を大きく4つにゾーニングし、以下のコーナーを設けて
それぞれを順番に一通り体験してもらう仕組みに。
A:トライ(キック)ターゲット体験コーナー
B:ラインアウト・リフティング体験コーナー
C:タックル体験コーナー
D:五郎丸キック体験コーナー
スタートの笛が鳴ると、恐る恐る各コーナーに向かう生徒さんたちでしたが
あっという間に校庭にはきゃあきゃあと楽しそうな声と笑顔が溢れました。
トライターゲットではみんなに応援され高得点を取る生徒さん続出!
大人気のラインアウト・リフティングコーナーでは、
ラグビー部のお兄さんに空高くリフティングしてもらい、もう大はしゃぎ。
「タックル体験コーナーがストレス発散になりました!」
という女生徒さんがいるくらい、思う存分タックルバッグに激突し
指導者がふらふらになってしまったタックル体験コーナー。
そして、五郎丸キック体験コーナーでは、大流行の五郎丸ポーズを
ノリノリでキメてから思いっきりキック!!!!!
どのコーナーでも、生徒さんたちが全力を出し切っていました。
授業の終わりに生徒さんたちに感想を尋ねてみると
「ラグビーって超楽しい!!!」「もっとやりたーい!!!」
などの嬉しい声をたくさん聞かせてくれました。
「ラグビーってかっこいい!」
「本当のラグビーをやってみたい!」
蔵前小学校は、食育に力を入れていらっしゃるというだけあって
栄養士さんたちの工夫と愛情いっぱいのお給食、
とっても優しい美味しさでした。
さぁ、午後はいよいよラグビー元日本代表の田沼広之選手
(現・日本体育大ラグビー部監督)のご講演です。
国士舘大学ラグビー部の学生さんたちとお給食を共にした生徒さんたちは
ラガーマン慣れしたのか、リラックスした様子で田沼監督を迎えました。
「ものごとは、やめてしまうとその先に成功はない」
田沼監督は、「可能性について」というテーマについて、
ご自身の人生経験をもとにお話しをされました。
2回のワークタイムでは、生徒さんたちが真剣に話し合い
はにかみながらも自分の夢についてしっかりと意見を述べる姿は、
さすがもうすぐ中学生ですね。
「ものごとはやめてしまうと、その先に成功はない。」
「今、自分たちが思っていることを一生懸命やりきって欲しい。」
「諦めずに自分の可能性を信じてやり続ければ必ず叶う。」
田沼監督の力強いメッセージは生徒さんたちの胸にしっかりと
届いたようです。
最後に、勇姿の生徒さんと先生による生タックル体験を行い
大盛況の中、「東京都台東区立蔵前小学校ラグビーフェスタ」は
幕を閉じたのでした!!!
< 概 要 >
【主 催】 東京都台東区立蔵前小学校
【共 催】 台東区教育委員会
【日 時】 平成28年1月15日(金) タグラグビーティーチャー養研修会
2月 4日(木) タグラグビー出前授業
2月17日(水) 東京教師道場 授業研究会
2月18日(木) ラグビー教室
【会 場】 台東区立蔵前小学校(体育館・校庭・会議室)
【指導講師/指導協力】
佐々木文昭(日本協会 普及・競技力向上委員会委員 普及育成部門アドバイザー)
田沼広之(日本体育大ラグビー部監督)
鈴木祐司(日本体育大ラグビー部OB会会長)
平野 清(タグラグビーティーチャー講師)
堀 健太(国士舘大学ラグビー部主務 他部員4名)